2023-01-01から1年間の記事一覧
3演目(羅生門・寂しき魚・トロッコ)の稽古を同時進行させていた 羅生門は再再演 寂しき魚は再演 そしてトロッコは初演 作品ごとに熟成度が異なり、その度合に則した発見と気付きがあった そしてそれら発見と気付きは他作品に生かされ、学びの幅を広げた こ…
『トロッコ』 良平のトロッコへの憧れを 純粋な子供らしい憧れのひとつとして捉え稽古を続けていた しかしある日 良平の眼差しに、ここでは無い別の世界を求める渇欲が見えた それが見えた時、トロッコの意味合いがまったく別のものとなった 貧しさや暴力、…
『寂しき魚』 練り込まれ熟成したセッション ピアノとギターの音色が、カタリと交わり物語の情景へ溶け込み またさらにその情景をも越えたイメージへ飛翔 劇場の壁や天井、そして観客と共振してゆく過程を肌で感じることができた 素敵な時空であった 老魚は…
『羅生門』 羅生門の上の楼は、潜在意識や、肉体の細胞の核、その象徴に見え 老婆は、遺伝子に組み込まれた生存と繁栄のプログラムそのものにも 仏教で言う「執着」そのものにも見えた 下人は、この世界を生きざるを得ない我々であることは言うまでもなく 楼…
目指してきたいくつかの地平を見ることができた 静かな心で、そして満ちた身体で、それらを明確に知覚することができた とても大切な、かけがえのない公演であった 関わってくださったすべての方々に心からの感謝を 本当にありがとうございました そしてこれ…
この度はお忙しい中『身体の景色 カタリvol.3』へご来場頂きまして誠にありがとうございます たくさんのご縁に支えられ無事千秋楽を迎えることができました 感謝の念に堪えません カタリに魅せられ3年が過ぎます 舞台に立つ毎に必ず発見と気付きがあり、その…
本日千秋楽! 当日券、ございます!! 受付開始は開演の30分前から〜 12:30〜 トロッコ(オカノ) やなまし(牧野&浅野) 饗応夫人(福寿) 15:00〜 踊る一寸法師(大久保) 寂しき魚(言葉の景色/オカノ&松田&馬渕) 17:30〜 六の宮の姫君(佐藤) …
身体の景色カタリvol.3 畳み掛けの6日目! 9/23、当日券ございます!! 受付開始は開演の30分前から〜 12:30〜 トロッコ(オカノ) やなまし(牧野&浅野) 踊る一寸法師(大久保) 15:00〜 狐憑(大川) 寂しき魚(言葉の景色/オカノ&松田&馬渕) 17:…
慣れ、そして疲れというもののオソロシサ それはどこからともなく 気配すら感じさせず近づき 大切なものを蝕みゆく それは最初ほんの僅かな集中のバランスの乱れであらわれる 言葉が流れ、引っ掛かりが弱まる 体が逃げ、突っ込まぬ 感覚的なシャープさが失わ…
舞台映像のネット配信は珍しくなくなり 立体映像による舞台興行もすでに行なわれ始めております しかし生身の人(演者)と人(観客)の交流 特に 静寂や呼吸 日常では見え難い皮膚の変容の共有 それらはいかにテクノロジーが進もうと ライブでなければまだま…
拝啓 午後の日差しに照らされた梢が穏やかな風にそよぎ 雲ひとつない空に名の知らぬ小さな鳥が舞っております 気づけば立秋を越しているのですね いかがお過ごしですか 舞台のご案内にて畏れ入ります 初日1ヶ月前となりました 節目節目に出逢い舞台を共にし…
先日の稽古で流れたものが今朝の稽古でも流れる もはやこの感じという感覚でしかない 明日も流れるか否か定かではないそれをただただ皮膚に刻み続けている 言葉がほしい 言葉でも捉えておきたい 多少言語化できる部分もあるがそれはあまりに限定的である ま…
某日トロッコ通しわかりやすい表層にとらわれその奥に流れる根源掴み損ね希薄。反省某日トロッコ序盤腹の感覚取り逃がし発散とまでは行かないまでもエナジー拡散。反省某日羅生門通し皮膚感覚飛翔し時空越境するも言語感覚取り逃がし一部分において意味剥ぎ…
集中するものの数とバランスが演技となる 俳優の演技が絶妙なバランスで成立する時 (それは無意識レベルのアンテナも含め絶妙に成立する) 僕はそのバランスを損ねることを怖れ言葉を躊躇う 演技と言う現象は 集中しているものの数やバランスがほんの少し変…
寂しき魚リモートセッション その日その時だけのかけがえのないナニカが生まれ そのナニカに僕らは身をゆだね新たな地平を見る 僕は松田くん馬渕さんの演奏家としての熟成を そして彼らの精神性の深さを見、震える リモート稽古後 サザンを聴きながら僕は柔…
助成金採択に伴い実施報告を念頭に諸々指差し確認しながら整理 制作さんがいないので仕方がない チラシ再印刷に続きチケットを印刷 また少し早いがパンフもデザインし印刷にかけた 全体稽古を劇場で行えるように手配し演目組合せ毎の流れを整理 深呼吸 朝稽…
【達磨大師の言葉】 心の中に大事にするものがあると、必ず反対にさげすむものがある。 肯定するものがあると、必ず否定するものがある。 一つの物を善いとすると、すべての物が善くないことになる。 一つの物に親しむと、すべての物が仇となる。 心は物の世…
追伸 時空が歪む感覚があった いまそれは現実に目の前で起きていることなのだけれど そこに30年も昔の風景が重なり同時にそれが目の前に起きていた 正確にコトバにするのは難しい 牧野が、そして優子さんが 或いは2人が掛け合いカラミ演じているからこそかも…
the shamrock LynX 第2回公演 W.B.イェイツ「猫と月/鷹の井戸にて」 舞台に満ちる心地良いエナジー 外国語で書かれた能的世界が日本人の手によりまさに能舞台で立ち上がってゆく… 堪能 死者を扱い続けてきた能舞台だからであろうか… 終演後、友の魂を感じる …
生存と繁栄の本能その象徴、バケモノ「羅生門」の老婆 その衝動に破滅を余儀なくされた「藪の中」「姫たちばな」の男たち女たち 破滅に伴うあらゆる苦から解放された世界を渇望する「寂しき魚」の老魚(「トロッコ」も別世界へ繋がる象徴と僕は捉えている) 僕…
「私(自我)」とは消化やトンネルのような「機能」 また雲や蜃気楼 そして炎のような「現象」 原因と条件が揃いたまたま生まれた現象で手にとって示せる実体は無く 私の感覚器官が捉え脳に映るものはその刹那生まれては消えていってしまう 感謝を忘れず こ…
君は君 我は我也 されど仲よき(実篤) 卒論が武者小路実篤であった 懐かしい 「死の幻影と生きる力」 そんな副題をつけた記憶がある 氏の新しき村を学び 卒業後、利賀村へ行くことになったその偶然を面白く感じたことを思い出す 大小様々な争事について考え…
羅生門 今朝の稽古、かなり良いところまでいった しかし紙一重で違うそのいつもと異なる何かを言葉にしきれ無い 集中するいくつかのものを言葉にすることはできる それらひとつひとつを意識化に置き、通り抜けることで辿り着いていることもわかる 演じながら…
劇団キンダースペースの古木杏子がチラシデザインの外部注文を受けるため新たにHPを立ち上げました。 公演やWSのチラシを主体に依頼主のイメージを大切にした丁寧なデザインを行ってきています。 いままで杏子がデザインしたチラシやその他詳細は下記をクリ…
コトバは全体の一部を切り取るにすぎない そしてその切り取る場所は人によって異なる Aさんが全体の右端部分を切り取りコトバを紡ぎ Bさんは全体の左端部分を切り取りコトバを紡ぐ この場合、両者は同じ全体の話をしているがその対話は噛み合わない ディスカ…
久しぶりに六の宮に触れた 3年前には気づけなかったものがあったので記す =============== 芥川は 姫宮を「極楽も地獄も知らぬ腑甲斐ない魂」と手厳しく評価しながらも しかしその「腑甲斐ない魂」の向こう側に横たわる「絶対的な虚無」を憐…
少し前だと多少トンチンカンな返答もあったものだけれど いまや会話として違和感がない 途中からだけれど転記 ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢ オカノ: 人間の行動は、遺伝子によって決定されるわけではない、と、貴方は書いたけれど、領土を拡大しようとする人間の本能は…
耳鳴り持ちである 止んだことは一度もない もうかれこれ数十年続いている はじめはキーンという高い音と ミンムィンミンムィンという蝉の鳴き声のような音の二つであったのだが 最近ここにウィーンという低いモーター音が加わり 今や三重奏である 高い音と蝉…